仏医の慈悲日記・癒しの瞑想空間

よぉ…
…なぁ…
…お…
…ね… 地獄の鉄釜で苦しむ声

2024年02月16日 10:56

よぉ…
…なぁ…
…お…
…ね…
 地獄から出るのに7万年かかるのか?

ヨォ…
邪(よこしま)なる生を営みきたれり
われ、多くの財がありながら、善き人に布施もせず、
わがための庇護となるものを築かず

ナァ…
七万の年月
すべてあまねく満たす間、地獄の釜で煮らるるものに
いつその終わり来たらんや

オ…
終わりなし。いかで終わりあらん
終わりは見えず、友よ、われと汝の罪の果
熟してあればなり

ネ…
願わくは、ここより去りて 
人間の胎に宿り、穏和で徳あるものとして 
多くの善業をなさん

わかりやすくすると、

悪事を働きながらお金儲けして、誰とも財産を分かち合わず、自分の未来を確保するためのことをしなかった

その間ずっと、熱い釜で煮え苦しむ運命に、いったいいつ終わりが訪れるのだろうか

終わりはない。どうやって終わりが来るというのだろう。終わりは見えない。友よ、私たちの罪の結果が熟すときが来たのだ。

お願いです、ここから逃れて人間として再び生まれ、穏やかで徳のある人間として、多くの善行を行いたい。

地獄の鉄釜物語 - 日本テーラワーダ仏教協会これは、シャカムニブッダがコーサラ国の首都、舎衛城(しゃえいじょう)の近郊にある祇園精舎におられた時のお話です。 ある夜更け、コーサラ王は、世にも怖ろしい音を聞きました。 […]リンクj-theravada.com