仏医の慈悲日記・癒しの瞑想空間

【精神医学】フロイトの「超自我」

2024年02月26日 05:22

久しぶりに医学的なお話し
フロイト「超自我」の概念

1. 超自我
個人の内面に存在する道徳的な声
社会的規範や価値観から成り立ち
我々の行動や思考を監視し
道徳的判断や自己批判を行います

2. その機能

嫌悪感や罪悪感に苛まれるのは
多くの場合、超自我が強すぎるためです
超自我は、欲望や本能的な衝動を抑制しようと
その結果、罪悪感や自己批判が生じます

これに無自覚にハマり込んでいると、

自分自身を過度に制限し、

精神的な苦痛を経験することになります!

3. 組み立て直す
なので、超自我の影響力を理解して、
その働きを破ることは、
自己成長や内面の平和に極めて重要

この方法が、ヴィパッサナー観察瞑想です

自己観察、超自我の声を認識、
それが自分の本当の欲求や価値観と
どのように関わっているのかを見極める

4.自由と解放
自覚を深めて、超自我の無意識的な影響から解放
自由で自己理解に基づいた行動選択が可能

心の苦痛から解放され、
より自由で満たされた生き方へと導く鍵となります

超自我の支配から自由になる

5. 注意点
自由だからと言って、無秩序、心が無法地帯にはなりません
そのとき、煩悩が危険物だとわかるからです